一般ごみとは

一般廃棄物のことを俗に一般ごみと呼びます。
廃棄物には一般廃棄物と産業廃棄物があり、産業廃棄物以外のものを一般廃棄物と言います。
一般廃棄物には一般家庭から排出される家庭系と一般家庭以外の事業所から排出される事業系の
2種類があります。

2021年4月から西宮市のごみの出し方が変わる?

西宮市市内にお住まいの方、事業所をお持ちの方は既に配布されている市政ニュースや市からの案内で
多くの方はご存じとは思いますが、


2022年4月から西宮市のごみ(一般廃棄物)のルールが変わります。

実際に何が変わるのか、何をしたらいいのか、今回は会社など事業所から発生する事業系のごみについて
お伝えできればと思います。

何が変わる?指定袋とは?分別はどこまで?

全体として大きく変わることとしては3つ!

  • 指定ごみ袋制度の導入
  • リサイクル資源の再資源化率の向上
  • 産業廃棄物の適正処理

指定ごみ袋制度の導入

指定ゴミ袋制度は兵庫県内の他の市でも多く導入されていますが、
西宮市の指定ごみ袋制度は「単純指定袋」という制度で、使用する袋のみが指定され、
袋代金に処理費用などが含まれていない制度です。
市が指定する袋の規定に応じたごみ袋を製造メーカーが作成し、小売店で販売されますが単価も自由なため、小売店によって値段が異なる可能性もあります。
袋自体が半透明の中の見えるものになり目視での確認が可能になるため、市の規定する分別ルール(後に
続くリサイクル資源の分別、産業廃棄物の適切な処理など)の徹底を促す、といった効果もあります。


また、袋にはどこの事業所で出されたものなのかを確認するため事業場名を記載する義務があります。
例えば、弊社西宮工場が一般ごみを出す場合は 『マツダ株式会社 西宮工場』 と細かく記載する
必要があります。これは条例で決定されているため必ずそれぞれに記名が義務付けられています。
袋が変わるだけでなく、袋に名前も書かなくてはならないため事業者側にとっては日常的な手間が
ちょっと増えますね ‥

リサイクル資源の再資源化率の向上

リサイクル資源の再資源化率向上とは簡単に言うと「リサイクルできるものはリサイクルしよう」といった 取り組みです。
事業者様によってはシュレッダーやコピー用紙を一般ごみに混ぜて出していることが多いようで、
そちらを弊社のような古紙リサイクル業者に出していただけば適切に再資源化することができます。
一般ごみに出してしまうとそのまま焼却されてしまうため、再資源化することができません。
分別の手間や出し方が細かく分かれるため事業者様にとっては袋同様日常的な手間が増えたとも取れますが
分別を行うことでリサイクルできるものが増えれば比例して捨てるものが減るため、ごみの廃棄量削減にも
繋がり、昨今のSDGsブームに興味を示されている事業者様にとっては身近に取り組むことができる活動の
一助にもなりえるのではないかと思われます。

紙資源の分別や出し方はわからないことが多々あるとは思いますが、弊社にご気軽にご連絡ください◎
分別や出し方、リサイクルのできない禁忌品についても、各事業所で捨てているごみの内容を確認し
適切にご説明させていただきます。

産業廃棄物の適正処理

産業廃棄物とは

事業活動に伴って発生した廃棄物のうち、廃棄物処理法及び同法施行令で指定されている20種類に
該当するものをいいます。
産業廃棄物を処理(収集運搬・処分)するときは必ずこの20種類のいずれか、または混合物として
排出しなければなりません。

産業廃棄物は本来であれば法令遵守で適切に処理されるべき廃棄物ですが、一般廃棄物に混ざっていても
気にせず処理を行っていたのが現状です。
多いものとしてはストレッチフィルム(ラップ)ビニール類発泡スチロールなどのプラスチック類
一般ごみで廃棄されていることが多いです。
でもその捨て方も4月以降は見直す必要があります。産業廃棄物を運ぶ業者・処分する業者には該当の
産業廃棄物収集運搬業許可証・産業廃棄物処分業許可証が対象の自治体より交付されている必要があり、
適切に処理ができる業者と各種産業廃棄物処理委託契約を締結する必要があります。また産業廃棄物の
回収時にはマニフェストの発行が必須となります。
必要最低限のことだけでも廃棄するまでの準備で手間や時間がかなりかかってきます。
4月以降の話ですこし先のことと思われているかもしれませんが、今からどのようなものが
現状捨てられているものの把握と、どのように処理すべきかを検討していただきたいです。
今からの検討で早すぎることはありません!

マツダではどのような廃棄物に対しても適切な処分方法をご案内しております。
『産業廃棄物についてまったくわからない』『どれくらい費用がかかるか知りたい』など
ご不明点を解決しながらご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください◎

2021年4月までに何をすれば?

  • 指定ごみ袋の準備
  • 今何を捨てているか把握する
  • リサイクル資源の分別方法を把握する
  • 産業廃棄物がある場合の処理方法の検討

まずは4月に向けて現状の把握等を検討していきましょう◎
わからないことや知りたいことは自社で契約されている業者にお問い合わせいただくか
マツダまでお問い合わせください!